- 育休の取得意思は固まったが、どうやって会社に伝えようか迷っている
- うまく会社に伝えて円満に育休に入りたい
- 実際に、会社(上司)に伝えたときの反応は?
実は、会社に育休取得の意向を伝えるのは、タイミングと引き継ぎの配慮ができていればスムーズにいきます。
なぜなら、会社側が育休を取られることによって困るのは、業務に穴が空いてしまうことだからです。そもそも、会社には育休の申請を却下する権利はありません。そのため、会社的には、業務に穴を作らず、スムーズに業務の引き継ぎができれば問題ないのです。
わが家は、2022年5月に第一子が誕生しました。会社員の私はその1ヶ月後から約11ヶ月間の育休を申請し、現在、主体的に育児に参加しています。
この記事を読むことで、会社に育休取得の意向を伝えるタイミングと引き継ぎの配慮の仕方がわかります。
育休取得の意向を会社に伝えるタイミング
所属部署と直属の上司が忙しくないとき
私の場合は、経理の仕事をしているので、月次決算の月末月初は繁忙期です。また、四半期の決算があるため、3ヶ月に一度忙しい月があります。それ以外のそこまで忙しくない時期を見計らって、自身の意向を伝えることにしました。
そして、引き継ぎに十分な時間を取れるように配慮した上で、忙しくないタイミングで直属の上司と二人きりになる機会をもちました。
部署が異動になる前
私と同じように育休を取った男性に話を聞くと、異動の時期が近かったので、異動の前に育休取得の意向を伝えたとのことです。
異動前に伝えることで、伝える上司が育休開始時の上司ではないので後腐れがない。そして、異動後の部署では育休を取る事が前提となっているため、仕事量が調整され、引き継ぎがスムーズだという利点もあったとのことです。
参考になりますね!
引き継ぎの配慮
引き継ぎがしやすいように下記のような工夫をしました。
- 直属の上司に伝える前に、業務記述書を作成しておく
- 事前に業務の効率化をして、作業そのものを減らしておく
- 他部署とのやりとりがある場合は、担当者のくせや性格についてもまとめておく
- 毎月のルーティンワークは、最低でも2回のフォローができるように、育休取得の2ヶ月前から引き継ぎを開始
業務記述書の作成や業務効率化は当然だと思いますが、3つ目の「やりとりする担当者のくせや性格をまとめておく」は、以前自分がやってもらって役に立ったと感じたので、今回の引き継ぎではまとめておくことにしました。
ここまで配慮すれば、会社に引き継ぎで迷惑をかけることはありません。
【実録】上司に伝えたときの反応
育休開始2ヶ月前のあまり忙しくない時期に、直属の上司と二人きりで話ができる機会を作ってもらいました。
〜しばらく「よかったね」という歓談〜
事前に作成していた「育児休業申請書(会社の様式)」を上司に提出
〜上司、申請書を読み進める〜
「育児休業申請書」の3行目には、期間「22年6月〜23年5月」と記載していたのです。
こうして直属の上司への報告は終わりました。
最初に妻の妊娠を伝えてから、順々に大きな話に持っていきました。申請書に押印までしているので、一切感情はブレません。
その後、部長の押印がされた「申請書」が返ってきて、育休が認められました。
部長にもお世話になっていたので、機会をうかがって話すことを心がけました。部長ははじめは怪訝な表情をしているように見えましたが、育休前には気さくに話しかけてくださいました。やはり、1年間も休業することに対して、快く思わない人たちがいるのも事実ですが、時間が解決してくれます。
まとめ
育休の意向を会社に伝えるときは下記の注意をしましょう。
- 忙しくない時期を選んで伝える
- 引き継ぎの準備を前もってしておく
心を尽くして伝えれば、会社も快く認めてくれます。会社の業務に穴を開けないように、よく準備して伝えましょう。