- 育休取得を宣言したときの周りの反応が気になる
- 育休の相談をしたいけど、誰にしたらいいだろう
- 育休取得の宣言の仕方、タイミングは?
実は、男性の育児休業制度は制度面でのサポートは充実してきていますが、世間での認知度は低いのが実態です。
なぜなら、「育児・介護休業法」の改正などにより男性の育児休業が取得しやすくなっていることや、育児休業給付金によって月々の手取り額がほぼカバーされることが、まだ世間では十分に認知されていないからです。
わが家は、2022年5月に第一子が誕生しました。私はその1ヶ月後から約11ヶ月間の育休を申請し、現在、主体的に育児に参加しています。
この記事を読むことで、男性育休に対する世間の反応や、育休取得を宣言する仕方、タイミングがわかります。
育休取得を宣言したときの周りの反応
育休を1年間取ると周囲に宣言したときの反応をまとめると、次の6つに分類できます。
私だけではなく、妻が友人や同僚に「夫が1年間の育休に入る」と報告したときの反応も含めて、以下にあげていきます。
お金の心配
会社の人お金足りるんか?妻の同僚1年間?すごいね!二人とも育休で、お金とか大丈夫?
圧倒的に多かったのがお金の心配。
育児休業給付金の存在を知らずに1年間無給になると思っていた人も多かったです。あまりに多くの人に言われたので、「そうなんですよ!大変なんです。お金恵んでください!」って軽く返しておきました(笑)
育休を経験した妻の同僚も、お金の心配をしていたようです。わが家には該当しませんが、住宅ローンの返済等がある場合は、賞与分をあてにした返済ができなくなるので、心配されるのではないかと思います。
キャリア形成に不利になる心配
父会社クビにならんか?妻の友人1年間も取れるの?
育休がキャリア形成を阻害するのではないかとの心配もかなりされました。
特に私の両親からの心配は強烈でした。
60代の両親の時代は、会社を1年間も休んだら左遷させられたり、クビを切られたりという時代だったのかもしれません。
妻の友人も、1年間も会社を休むなんて信じられない、といった様子だったようです。知らず知らずのうちに、会社にしばられている人が多いのではないかと思いました。
前例がない不安
妻の親戚1年間も取れるんやね!さすが大きな企業!!
男性が育休を取った前例のない企業で働いている人も多いようです。
育休をそんなに取れるのはすごいけど、自分のところでは取れないな、という人が結構いたようです。
妻か夫どちらかだけが育休を取るものだという固定観念
会社の人奥さんは育休取らないの?
妻が育休を取れないから、私が子どもを養育するしかないのではと心配もされました。もちろんそのようなことはなく、妻も育休を取ります。
残念ですが、妻はそんなに仕事人間ではありません!(笑)
育児の大変さを知るからこその肯定的な反応
妻の母よかったね!旦那さんが一緒にいてくれるのなら安心
妻のお母さんは、私の育休により、妻の育児や家事負担が軽減できることを素直に喜んでくれました。お母さん自身は仕事をしながら、家事・育児をしていて、とても大変だったそうです。その経験があるからこそ、そして娘を思うからこその反応といえるのではないでしょうか。
こういう反応をもらえると、素直に嬉しいですし、育児のやり甲斐がありますね!
取得する人の性格に対する反応
友人お前らしいな(半笑)
仲の良い友人は、一度決めたら思いきり良く行動してしまう私を若干けなしながらも、応援してくれました。
やはり、自分の性格を分かってくれて、挑戦することを応援してくれる友人を持つっていいですね。
今まで、あまりいい反応を得られていなかったので励みになりました。
育休を周りに宣言するときの注意点
大きく分けて6種類の反応がありましたが、基本的にはネガティブなものが多く、あまりいい気はしませんでした。
そこで、この反応を踏まえて、周囲に宣言するときの注意点をまとめます。
- 育休取得を宣言するときは、取得の意思が揺るがない強い決意を持つこと
- もし、どうしても取得するかどうかを誰かに相談したいときは、育休の経験者か自分の行動を素直に応援してくれる友人に相談する。
- むやみやたらに育休の取得を宣言しない。考えは人それぞれで、いろいろなことを言われるので、疲れてしまいます。
育休を取るかどうかを決めるのはあなた自身です。
育休取得を決めたら、周りの意見に振り回されないようにしましょう!
妻と一緒に子育てできることだけ考えていればOKです!