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中国で必須アプリ11選

アプリ

「中国では、日本のアプリが使えないって本当?」

「中国で使える便利なアプリがあったら教えてほしい」

こんな疑問に答えます。

私は上海に仕事で一年半、生活していました。

そんな私が、中国での生活で欠かせなかったアプリを用途別に紹介します。

【重要】中国では使えないアプリがある?!

グレートファイアウォール(金盾)って聞いたことありますか?超強そうですよね(笑)

グレートファイアウォール(金盾)とは中国全土で行われているインターネット検閲・ブロックシステムです。万里の長城(グレートウォール・オブ・チャイナ)に例えて名前が付けられるほど大規模な情報統制です。

実際にどんなものが統制されている(使えない)のでしょうか?下に、代表的なものを挙げてみます。

Google

YouTube

Facebook

Line

Yahoo(検索機能)

え?それなかったら、どうやって生きてくん?と思いますよね。

そうです。中国では私たちが日本で当たり前に使っているアプリが使えないのです。

しかし、当然ですが、中国ではそれぞれの用途別に中国独自のアプリが開発され、使用されています。

この投稿では、そんな中国独自のお役立ちアプリを紹介します。

1.チャットがしたい【微信(WeChat)】

WeChat

中国版のLineです。

中国人ならダウンロードしていない人はいないといってもいいほど、普及しているアプリです。無料のチャットツールはもちろんですが、位置共有サービス、送金サービスも充実しています。

中国独特の送金サービスとして、红包(hongbao)があります。红包とはお祝い(ご祝儀)です。メインは旧正月のお年玉ですが、結婚のご祝儀や友達の入学祝いなど様々な場面で、使用されます。

日本でお年玉をLine Payで送られたら、だいぶん、違和感がありますが、中国ではしっかりとwechat の红包機能が根付いています。

2.調べ物をするなら【百度】

百度

中国版Googleです。

中国ではGoogle,Yahooが使えないため、必ずダウンロードしなければならない、検索エンジンです。

一部、中国発以外の検索エンジンがありますが、いつ、使えなくなるかわかりません。

私が上海に駐在していた2017年9月、急にYahooの検索サービスが利用できなくなりました。当時、上海に駐在していた日本人の間で最もショッキングな出来事でした。日本語検索においては、Google,Googleの検索システムを採用しているYahooが圧倒的に使いやすかったからです。

中国で生活する予定がある方は必ず、百度検索(中国語での検索)に慣れましょう。もちろん、日本語での検索もGoogle,Yahooほどではありませんが、できます。

3.場所検索がしたい【百度地図】

百度地図

中国版Google Mapです。

Google Mapは、Google同様使用できません。

Google Map同様にナビゲーションシステム、航空写真ともに充実しています。

4.航空券、切符を買いたい【携程旅行-订酒店机票火车票】

携程旅行

Ctripの中国語版アプリです。

日本語版のCtripより、安く航空券のチケットを買える場合もあります。

高鉄(中国の新幹線)や一般鉄道の切符、ホテルの予約もできます。

出張、旅行には欠かせないアプリです。

5.お店の評判が知りたい【大众点评-分享你的潮生活】

大众点评

中国版のぐるなびです。

日本のぐるなびのように、レストランの評判を知ることができます。得意先との接待場所選びや旅行の夕食選びには欠かせないツールです。

大众点评ではレストランだけではなく、観光地の評判やフィットネスジムの評判まで多岐にわたって知ることができます。

使いこなせると、行動範囲が広がりますよ!

6.お財布なしで支払いがしたい【Alipay – Simplify Your Life(支付宝)】

Alipay

中国版のPayPayです。

Alipayのほうが先にできているので、上の説明は違和感がありますが、便宜上、中国版のPayPayとしておきます。

中国はキャッシュレス先進国です。たいていのお店(露店商を含め)で、Alipayもしくは、Wechat Payが使えます。私も、上海で生活していた時は財布を持っていないことが多かったです(笑)

常時持ち歩いていたのは、スマートフォンとパスポート(外国人は携帯していないと罰金500元=7,500円くらい)です。中国ではスマートフォンがあれば、何でもできるのです。

ちなみに、なぜ、キャッシュレスがここまで浸透したのでしょうか?

理由は、信用を見える化しているからです。

どういうことかというと、決済(お金の支払い)を滞りなく行っているか、や決済金額の大きさなどを尺度として、個人に信用格付けをしているのです。

AlipayではZhima Credit(芝麻信用)と呼ばれる信用格付けがされます。

芝麻信用

この値が高ければ、いろいろな優遇措置が与えられます。

例えば、中国人であれば、他国のビザがとりやすくなったりします。中国で生活する予定のある人は、ぜひ、たくさんお金を使って、信用を高めてください(笑)

7.ショッピングがしたい【手机淘宝 – 淘到你说好】

手机淘宝

中国版のAmazon,楽天です。

阿里巴巴集団(アリババ)が経営している通販サイトです。一日の最大売上が世界一の記録を持つマンモス通販サイトです。

2019年11月11日(中国では「独身の日」と言われ、多くの人がネットショッピングを利用する日)に売上が2680億元(約4兆1000億円)を達成しています。

1日で4兆円ですよ!

参考に日本の小売最大手イオンの売上高を紹介します。

2018年3月1日から2019年2月28日の1年間の売上高は約8兆5,182億円(金融部門の営業収益含む)

つまり、淘宝は日本で一番大きな小売の年間売り上げの半分をたったの1日で稼いでしまうのです!

恐るべし、淘宝。恐るべし、中国の購買力。

サイトについて、簡単に説明しておきます。商品の購入を決めて、購入ボタンを押すと、中国語で内容確認のチャットが送られてきます。なので、ある程度、中国語ができるようになってから、もしくは、中国語のできる友達と使ったほうがいいです。

とはいえ、商品数も多いですし、価格もお値打ちなものが多いので、挑戦してみましょう。

8.タクシーに乗りたい【滴滴出行 – DiDi】

滴滴出行

中国版Uberです。

まだ、日本ではなじみのないサービスかもしれません。お客さんがアプリで目的地を指定すると、現在地の近くのタクシーが反応し、①今から何分でお客さんのところに行けるのか、②価格、③そのタクシーの評判を教えてくれます。お客さんはその中から好みのタクシーを選ぶとそのタクシーが迎えに来てくれます。

中国では交通規制等でタクシーが少ない地域があるので、必ず入れておきましょう。

また、お客さんにも評判が付きますので、利用する場合は、すっぽかしNGです。気をつけましょう。

9.音楽が聴きたい【QQ音楽】

QQ音楽

無料音楽聴き放題アプリです。

日本で無料の音楽聴き放題アプリあったら、みなさんダウンロードしますよね!

音楽が聴けるだけではなく、画面に歌詞が表示されるなど、便利な機能がたくさんあります。ちなみに、日本では使えませんので、ご利用は中国滞在中に!

10.地下鉄の運行時間や乗り換えを調べたい【乗換案内 上海(地下鉄がある都市名)】

乗換案内 上海

中国版Yahoo!Japan路線情報です。

中国の大規模都市(上海や北京など)の地下鉄向けにリリースされています。路線図や始発、終電の確認ができます。

上海地下鉄の初乗りは3元(45円くらい)で、10元(150円)もあったらたいていのところには行けます。地下鉄を乗りこなしてみましょう。

11.ちょっと自転車でお出かけしたい【摩拜单车(Mobike Global)】

Mobike

中国に行ったらぜひ試してもらいたいのが、この「貸し自転車アプリ」。

中国に行くとオレンジ色や黄色、青色の自転車が道路わきのいたるところに置いてあります。自転車の色ごとに運営会社(アプリ)が違います。Mobikeはオレンジ色の自転車です。

アプリで自転車についているバーコードをスキャンすると、解錠されて使用できます。

日本の貸し自転車のように、決められた返却場所はありません。自分の行きたいところに到着したら、そこで乗り捨てOK!

借りた自転車のカギを閉めた時点で、代金の支払いまで完了します。

アプリではMobikeを使用した総走行距離、消費カロリーも表示されるので、健康目的で使う方にもおすすめです。

借りた自転車を好きなところに乗り捨てる快感をぜひ味わってください(*’▽’)

ただし、私有地に停めたり、カギをかけ忘れたりすると、評価が低くなってしまうのでご注意を!

【まとめ】

  1. 中国では情報統制があり、日本で一般的に使われているアプリがほとんど使えない
  2. 中国はキャッシュレス先進国。スマートフォンさえあれば生きていける!
  3. 中国のアプリのほとんどが利用実績による信用や評判の上に成り立っている
  4. 上記の11種類のアプリを使えば、中国生活が楽しくなること間違いなし!

今回は以上です。

アプリを上手に使って、楽しい中国生活を(*’▽’)